似非理系日記

日々思ったことをジャンル問わず書いていきます。

熱中症で子供を殺す学校を取り巻く問題点

足りないのは"社会常識"ではなく、"学校の存在意義を理解した大人"だと僕は思う。

今回の"事故"(最も僕には殺人事件に見えるのだが)は「教員に社会常識がないから起きた」と言う人をよく見る。
しかし、これは間違いだと思う。
なぜなら、"おかしな社会常識"もたくさんあるからである。
始業時間は厳守だけど残業は当たり前な社会で共有されている"常識"を学校に持ち込んだところで、熱中症の代わりに過労死する人間が続出するだけだ。(現に実質的な無償労働をしている先生方も多いのは知っています。これが加速するだけだと思うのです。)

では、今の学校を取り巻く環境に足りないものは何なのか?
その答えは"学校の存在意義に対する大人の認識"だと思う。
学校は子供を育てる場所だという認識が大多数の大人にあれば、非科学的な「暑さに耐えさせる教育」などは説得力を失うだろう。